2005年08月14日

Motorcycle 北海道-5日目

 5時半起床。すっかり明るくなっているが、曇り空。まぶたと体が少々重い。
 毎朝やっていた朝食&コーヒーも、どうも気がすすまない。ぐるんぐるん体を回転させて体操、よし出発。
 長袖Tシャツの上にジャケットという服装なのにだいぶ寒い。そんな気温でも、相棒はセルを押して1秒でアイドリングの1千回転に落ち着く。ほんとにすごいよ、お前は。

 朝もやの中、美幌峠(びほろとうげ)を走る。キリッとした空気は湿気がないからだろう。車もなく、朝の運動には調度いいぞ。あとは天気。美幌峠山頂からは屈斜路湖が一望できる位置だが、時にきれいな雲海が見えることがある。この霧の上に出られれば…!
 しかし無念!山頂は霧の中…。いつもいつもそう恵まれちゃいないもんだ。
 美幌峠を北西側へ抜け、コンビニにピットイン。朝飯とコーヒーを補給。
 バイクの横で一服していると、地元民で散歩中のじいちゃんが話しかけてきた。「そうかい、神奈川かい。遠くから来たねぇ」。(俺のバイクは湘南ナンバーなので、この旅では神奈川から来たって言っている。その方が話しが早い)
 これから向かう釧路の気候とか、苫小牧への抜け方他、喋りっ放しのじいちゃん。ラジオをつけると、なるほど、釧路地方は天気が悪く。霧がかかると釧路湿原も何だかわからないようになってしまうみたい。しかもちょっとだけ遠回りなのだ。…ちょいと変更するか。
 目的地を北海道最南端、襟裳岬(えりもみさき)に設定。途中の帯広市内でうまいもんを食っていくか。
 その後予定していた阿寒湖に向かって南下。途中の道の駅で会ったドラッグスタークラシックのお父さんは「阿寒湖には霧出てなかったよ」情報でほっと一息。

 阿寒湖畔温泉に到着。ローソンの店長さんに聞き、いわゆる銭湯の「まりも湯」にたどりついた。到着7:45。まりも湯は9時から。こりゃあ一番風呂か?なんて期待するが、地元の方2名ばかりが先に入っていた。いや、でも3番風呂だ♪銭湯だけに温泉っぽさはないが、清潔でしかも銭湯らしい風情がある。こりゃあかなりの大満足!
 濡れた頭をヘルメットに突っ込んで、さあ次だ。阿寒湖への道を少し戻り、西へ。阿寒湖の屋根である雄阿寒岳と雌阿寒岳、その雌阿寒岳のふもとにある湖「オンネトー」へ。こんな山奥まで車で入れるのはありがたい。天気や風向きで変化する美しい水面をばっちり写真に収める。
 連続航続距離がどうも伸びない。ピットインが増えてきた。相棒は相変わらず快調だが、俺の体には疲れがたまってきたんだな。スタンド、コンビニ、道の駅。何か理由を付けて飛び込んでいる気がするぞ。
 帯広市内で散々道に迷い、げんなりしながら、目的の店へ。お昼ご飯は「牛トロ丼」。まろやかですよ。美味ですよ。
 帯広市内は夏祭りの最中だった。お盆の日曜日だもんね。盛り上がってね!

 俺は再び走り始める。しかし海に近づくにつれ天気はどんどん悪化。せめて天気がよくて景色がキレイだったらなぁ。
 海沿いを走る国道へ。海に出たことも分からないほどの霧。釧路へ行かなくて正解だったな、こりゃ何も見えてないはずだ。
 前を走るZZR1100とZX-12Rのグループに追い付いた。世界最速を争うこれらのバイクを60`で走らせる霧とは!(取締り対策もあるだろうが…)。道路は濡れていないのに、ヘルメットのシールド、ジャケットの肩の部分がびしょ濡れに。ただの霧じゃない、豪霧とでも呼んでやろう。
 そしてついにきた。トンネルを抜けると、降り始めた雨。バイク軍団は一斉に停車、レインスーツを着る。最終日にしてついにカッパ登場かぁ…。霧も、既に100m先が見えないほどに濃くなっている。

 そんな中数時間走り続け、とうとう襟裳岬到着。いやー、まいったな。展望台からは霧しか見えないぞ(苦笑)。でも足元で日高山脈が太平洋に沈んで行っている実感はある。
 多めの休憩を取り、走り始める。あとは海岸沿いを走って行けば、寝ていても苫小牧まで着く。フェリーの時間は23時45分。少しくらい暗くなっても時間的には問題ない。ただ天気だよなぁ…。
 襟裳岬を出発しすぐの標識を見る。『苫小牧 154km』の文字。まっ、マジすかあ!そんなにあるの!?単純計算で3時間以上、時刻は只今17時。雨、霧、暗闇。うおお試練だ!
 雨の中で長距離を走ってきたせいか、油が切れてきたのだろう、前輪の車軸あたりが鳴き始めた。加えて、タイヤの接地感にノッキングが混じり始めた。パンク!?最悪の想像がよぎるが、コンビニに駐車して確認するが異常無し。空気圧もある。ごめんよ〜相棒、戻ったらバイク屋さんにちゃんと診てもらおうなぁ…

 相棒は、そんな不出来なオーナーにきちんと従う。暗くなり、ペースがバラバラな車に交じって走るのには追い越し加速も必要。右手の操作だけで、どんな回転域からでもガツンと加速する。このバイクにして良かった、この時ほどそう思ったことはなかった。
 さらにピンチが。もう勘弁して〜っ!まるで盆の帰省ラッシュみたいな大渋滞。…いや、盆の帰省ラッシュなんだろうな、これ。地平線へ続く赤い尾灯の列。ふと『フェリーに乗り遅れる』危険性が頭をよぎる…。ネタ的には面白いけどそりゃあゴメンだ。くらえ!都内仕込みのスリ抜けだっ!(北海道の皆さんごめんなさい)あたたたたーーっ!

 極悪のコンディションの中走り抜くこと3時間半、苫小牧港に到着。あれ?なんか濡れてるの俺だけじゃね??苫小牧直前で雨は上がっていた。ずぶ濡れでハアハア言っているライダーは俺の他にはいない。なんで?
 …っていう愚痴を何人かに聞いてもらえた(笑)みんな旅の間カッパを着ることは無かったようだ。今日以外はほんと天気よかったもんねーっ。
 乗船手続きをした後、ターミナルでお弁当を食べ、ようやく落ち着く。行きとは違い、夜の埠頭ってのはほんっと情緒がある。
 おあっ!最後にして最大のブレード仲間!同じ年式で欧州仕様の黒!ライダーさんはどこ行ったのかなあ…。
 いよいよ乗船。甲板を2層下りて、駐車。隣を見ると…黒のブレードだ!広い甲板で隣り合わせるとはミラクル!この方は、1年落ちを新車で買ってから、かれこれ6年近く乗り続けているそう。ODOメーターは33,000km!俺の4倍はいっている。こりゃまいった!大先輩、と敬意を表し、2ショット(バイクの)で写真を撮らせてもらった。確かに色々と目移りはしちゃうんだけど…、いいバイクなんだ、まだまだ乗り続けたい。

 船室に入るも時間はもう23時過ぎ。長野のVMAXの兄さんと談笑、ビール1本でもうダメだあ〜。夢の中へ…。


posted by Jori at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Motorcycle | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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